国立国会図書館における障害者サービスのさらなる充実を求める要望と回答
2023年10月15日提出、2024年2月16日回答
国立国会図書館における障害者サービスのさらなる充実を求める要望
公共図書館で働く視覚障害職員の会(通称「なごや会」)は、2023年10月15日に「国立国会図書館における障害者サービスのさらなる充実を求める要望」を国立国会図書館長 吉永元信様に提出しました。
本会は2020年8月に「国立国会図書館の障害者サービスに関する要望」を提出し、貴館の障害者サービスの充実を求めてきました。その結果、国立国会図書館が所蔵する膨大なデジタルデータを視覚障害者等の読書障害者に利用可能な「みなサーチ」のベータ版公開や歴史的音源の活用、電子書籍のアクセシビリティーガイドラインの公開等、貴館のみならず全国の図書館の今後の障害者サービスの充実と発展に寄与するものと期待しています。
一方、図書館の蔵書の直接閲覧(対面朗読)や、録音図書の制作体制の構築等、読書権保障に関する他の要望項目については、残念ながら改善が見られず、今回改めて要望書を提出することといたしました。
令和元年6月に「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」が成立、施行されました。同法の理念を実現するための貴館の役割は大きく、これまで以上に障害者サービスの充実に努めていただく必要があると考えます。
そこで、本会のこれまでの要望の中で、図書館の閲覧の保障という、最も基本的なサービスであり、障害者の読書権を保障するためには最も重要でありながら、未だ実現されていない対面朗読サービスや、資料製作の充実等について、今後是非改善をお願いしたい項目を要望し、文書での回答となごや会)との話し合いの場を設けていただくことをお伝えいたしました。
以下のリンク先、Word,PDF,テキスト形式で要望書と回答を掲載します。
各要望項目の後には回答を記します。なお、回答文書は2024年2月16日に口答で示されたもので、句読点は読みやすさを考慮し適宜付けました。
国立国会図書館における障害者サービスのさらなる充実を求める要望と回答(2023年10月15日提出、2024年2月16日回答)
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作成日:2024年7月1日、最終更新日:2024年7月1日